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シャツの襟の種類一覧|シーン別選び方で印象が変わる

2025.9.12

仕事やフォーマルな場で欠かせないワイシャツ。
でも、襟の種類って意外とたくさんあって、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことはありませんか?
実はワイシャツは、ちょっとしたデザインの差で印象がガラッと変わります。シーンに合っていればきちんと見えるのに、合っていないと「なんだか浮いてる…」なんてことも。
この記事では、ワイシャツ襟型の基本的な種類や特徴をわかりやすく解説しながら、TPOに合わせた選び方のコツも紹介します。

  • 代表的な襟の種類とそれぞれの特徴
  • ビジネスや結婚式など、シーンに合わせた最適な襟の選び方
  • スーツやネクタイとの相性が良いコーディネート術

この記事を読めば、もうシャツ選びで迷うことはありません。TPOに合わせた最適な一枚を選び、自信を持って着こなせるようになります。

1.ワイシャツの襟の種類

まずは、基本となるワイシャツの襟の種類を、それぞれの特徴や与える印象とともに見ていきましょう。 ご自身の持っているシャツがどの種類か確認しながら読み進めるのもおすすめです。

| 1-1. レギュラーカラー

レギュラーカラー

レギュラーカラーとは、最もスタンダードで、時代に左右されない定番の襟型です。 襟の開きが75〜90度程度と比較的狭く、すっきりと引き締まった印象を与えます。

誠実で真面目な印象を与えるため、ビジネスシーンや就職活動、冠婚葬祭など、あらゆるフォーマルな場面で活躍します。 どんなスーツやネクタイにも合わせやすく、最初に揃えるべき一枚として最適です。 迷ったら、まずレギュラーカラーを選べば間違いありません。

| 1-2. ワイドカラー(セミワイドカラー)

ワイドカラー(セミワイドカラー)

ワイドカラーとは、レギュラーカラーよりも襟の開きが広い襟型のことです。 一般的に、襟の開きが100〜140度程度のものを指し、その中でも開きが狭いものを「セミワイドカラー」と呼ぶこともあります。

英国調のクラシックでエレガントな雰囲気が特徴で、知的で洗練された印象を与えます。 大きめのネクタイの結び目(ウィンザーノットなど)との相性が抜群で、胸元に華やかさと貫禄を演出できます。 ビジネスシーン全般で着用でき、特に重要な商談やプレゼンテーションの場におすすめです。

| 1-3. ホリゾンタルカラー(カッタウェイ)

ホリゾンタルカラー(カッタウェイ)

ホリゾンタルカラーとは、襟の開きが180度に近い、ほぼ水平に見える襟型です。「カッタウェイ」とも呼ばれます。

非常にファッショナブルで、開放的かつ華やかな印象を与えます。ネクタイを締めると結び目が際立ち、ノーネクタイで着用しても襟が美しく開くため、クールビズスタイルにも最適です。 ビジネスシーンはもちろん、パーティーやカジュアルな着こなしまで幅広く対応できる、近年人気の高い襟型です。

| 1-4. ボタンダウンカラー

ボタンダウンカラー

ボタンダウンカラーとは、襟の先端を小さなボタンで身頃に留めるデザインの襟型です。もともとはポロ競技の選手が、馬に乗っている際に襟がめくれないように考案されたと言われています。

スポーティーでカジュアルな印象が強いですが、ノーネクタイでも襟元が崩れず、すっきりとした見た目を保てるのが最大のメリットです。クールビズやオフィスカジュアルで定番の襟型として定着しています。 基本的にはカジュアルな位置づけのため、厳格なビジネスシーンや弔事での着用は避けるのがマナーです。

| 1-5. スタンドカラー

スタンドカラー

スタンドカラーとは、襟の折り返し(羽)がなく、首に沿って帯状に立ち上がった襟型です。バンドカラーとも呼ばれます。

ミニマルでモード、そしてリラックスした印象を与えます。ネクタイを締めない前提のデザインなので、非常にすっきりとした首元を演出できます。 ジャケットのインナーとしてだけでなく、一枚で着ても様になるため、きれいめなカジュアルスタイルや、ファッション感度の高いオフィスカジュアルにおすすめです。

| 1-6. ウィングカラー

ウィングカラー

ウィングカラーとは、襟先が小さく折り返され、鳥の翼のように見えることから名付けられた襟型です。

*最もフォーマル度が高い襟型で、タキシードやモーニングコートといった正礼装に合わせて着用します。 主に結婚式や披露宴、格式高いパーティーなどで、主役である新郎や主賓、親族が着用します。蝶ネクタイ(ボウタイ)を合わせるのが基本です。

| 1-7. タブカラー

タブカラー

タブカラーとは、左右の襟の裏側についた小さなつまみ(タブ)を、ボタンやスナップで留めることで、ネクタイの結び目を持ち上げるデザインの襟型です。

ネクタイの結び目(ノット)が立体的に浮き上がり、非常にクラシックでエレガントなVゾーンを演出できます。ネクタイの着用が前提となるため、ノーネクタイでは着用できません。 英国紳士のような、気品あるドレッシーなスタイルを目指す方におすすめです。

| 1-8. ピンホールカラー

ピンホールカラー

ピンホールカラーとは、左右の襟に開けられた穴(アイレット)に、カラーピンやカラーバーを通して留める襟型です。

タブカラーと同様にネクタイのノットを持ち上げる効果があり、より装飾的で華やかな印象を与えます。 アクセサリー感覚でVゾーンを彩ることができ、パーティーシーンなどで個性を発揮したい場合に最適です。こちらもネクタイの着用が必須となります。

| 1-9. ラウンドカラー(クラブカラー)

ラウンドカラー(クラブカラー)

ラウンドカラーとは、襟先が丸くデザインされた襟型です。「クラブカラー」とも呼ばれます。

柔らかく、上品で、ややクラシカルな印象を与えます。角がないため、一般的なシャツに比べて親しみやすい雰囲気を演出できます。 ビジネスシーンで少し個性を出したい時や、ニットやカーディガンと合わせたきれいめカジュアルスタイルによく合います。

2. シーン別・TPOに合わせた襟の選び方

シャツの襟は、着用するシーンに合わせて選ぶのが大人のマナーです。ここでは、代表的な4つのシーンごとにおすすめの襟の種類をご紹介します。

| 2-1. ビジネス(商談・会議・就職活動)

重要な商談や会議、就職活動など、信頼性や誠実さが求められる場面では、最もベーシックなレギュラーカラーか、品格のあるワイドカラーが最適です。 これらは悪目立ちすることなく、どんなスーツにも馴染み、相手に安心感を与えます。特に就職活動では、奇をてらわずレギュラーカラーの白無地シャツを選ぶのが最も無難です。

  • おすすめの襟:レギュラーカラー、ワイドカラー
  • 与えたい印象:誠実、真面目、知的、信頼

| 2-2. 結婚式・パーティー(フォーマル)

結婚式や格式の高いパーティーでは、華やかさとフォーマル感を意識した襟選びが重要です。

  • 新郎や主賓、親族の場合
  • タキシードを着用するなら、最も格式の高いウィングカラーが基本です。
  • ゲストとして参加する場合
  • ダークスーツやブラックスーツには、ワイドカラーホリゾンタルカラーを合わせると、胸元が華やかになりお祝いの席にふさわしい装いになります。 ドレッシーなタブカラーピンホールカラーで個性を出すのも素敵です。 ただし、カジュアルな印象のボタンダウンは避けましょう。

| 2-3. クールビズ(ノーネクタイ)

夏のクールビズ期間など、ノーネクタイでシャツを着る機会には、襟が崩れにくいデザインを選ぶのが鉄則です。

第一ボタンを外したときに襟がだらしなく広がってしまうと、清潔感が損なわれてしまいます。ボタンダウンカラーや、襟立ちが良く左右に美しく開くホリゾンタルカラーは、ノーネクタイでも立体的な襟元をキープできるため、クールビズスタイルの強い味方です。 すっきり見せたいならスタンドカラーも良い選択肢です。

  • おすすめの襟:ボタンダウンカラー、ホリゾンタルカラー、スタンドカラー
  • ポイント:ノーネクタイでも襟の形が綺麗に保てること

| 2-4. カジュアル(普段着)

休日のきれいめな着こなしには、ビジネスシーンでは使いにくいデザインの襟も積極的に取り入れてみましょう。

ボタンダウンカラーはカジュアルスタイルの王道です。リネンやオックスフォードといった素材のシャツとも相性抜群です。 また、スタンドカラーのシャツを一枚でさらりと着こなしたり、ラウンドカラーで柔らかい雰囲気を演出したりするのもおしゃれです。

3. 襟の形で変わるスーツ・ネクタイとの相性

シャツの襟は、スーツやネクタイとのバランスを考えることで、より洗練された着こなしが完成します。

| 3-1. ネクタイの結び方と襟のバランス

襟の開き角度とネクタイの結び目の大きさ(ノット)を合わせるのが基本です。

  • 襟の開きが狭い(レギュラーカラーなど)
  • 結び目が小さくすっきりするプレーンノットが最適です。
  • 襟の開きが広い(ワイド、ホリゾンタルカラーなど)
  • 結び目が大きく三角形が綺麗に出るウィンザーノットセミウィンザーノットがよく合います。
    襟のスペースに、バランス良くネクタイの結び目が収まるように意識すると、美しいVゾーンが作れます。

| 3-2. スーツのVゾーンに合わせた襟選び

スーツのVゾーン(ジャケットの襟と第一ボタンが作るV字の空間)の広さに合わせてシャツの襟を選ぶと、全体の調和がとれます。

  • Vゾーンが狭いスーツ(2つボタンなど)
  • レギュラーカラーなど、襟の開きが狭いシャツを合わせると、Vゾーンがすっきりとまとまります。
  • Vゾーンが広いスーツ(3つボタン段返り、ダブルなど)
  • ワイドカラーホリゾンタルカラーなど、襟の開きが広いシャツを選ぶと、Vゾーンの空間が埋まり、バランスの良い着こなしになります。

| 3-3. ノーネクタイが似合う襟の条件

ノーネクタイでシャツを着る際に重要なのは、「襟立ちの良さ」です。襟の台座部分(台襟)がしっかりしていて、第一ボタンを開けても襟がへたらないシャツを選びましょう。

  • ボタンダウンカラー
  • 襟先が固定されているため、形が崩れる心配がありません。
  • ホリゾンタルカラー
  • 襟羽が大きく開いているため、ボタンを外しても左右に美しく流れます。
  • ワンピースカラー
  • 襟から前立てまでが一枚の生地でできている特殊な縫製で、ふんわりと立体的なロールが生まれます。

これらの襟は、ジャケットを脱いでシャツ一枚になっても、だらしない印象を与えません。

4.襟型の違いで好印象を作る!フォーマル度と選び方のポイント

| 4-1. 【比較表】襟のフォーマル度と印象

シャツの襟の種類が多くて混乱してしまう方のために、フォーマル度と与える印象を一覧表にまとめました。

襟の種類 フォーマル度 主な印象 ネクタイ
ウィングカラー ★★★★★ 最も格式高い、ドレッシー 必須(蝶ネクタイ)
レギュラーカラー ★★★★☆ 誠実、真面目、クラシック 推奨
タブカラー ★★★★☆ 品格、クラシック、エレガント 必須
ピンホールカラー ★★★★☆ 華やか、装飾的、ドレッシー 必須
ワイドカラー ★★★☆☆ 最知的、エレガント、洗練 推奨
ホリゾンタルカラー ★★★☆☆ 華やか、おしゃれ、開放的 どちらも可
ラウンドカラー ★★☆☆☆ 柔らかい、上品、クラシカル どちらも可
ボタンダウンカラー ★☆☆☆☆ カジュアル、スポーティー どちらも可
スタンドカラー ★☆☆☆☆ ミニマル、モード、リラックス なし

| 4-2. 襟の開き角度とフォーマル度の関係

一般的に、シャツの襟は開きが狭いほどフォーマル度が高く、広くなるにつれてモダンでカジュアルな印象が強くなります。

  • フォーマル(狭い):レギュラーカラー
  • 中間:ワイドカラー
  • カジュアル(広い):ホリゾンタルカラー

この原則を覚えておくと、シーンに合わせたシャツ選びがしやすくなります。

| 4-3. 与えたい印象別のおすすめの襟

相手にどのような印象を与えたいかに合わせて、襟を選ぶのも一つの方法です。

  • 誠実で真面目な印象を与えたいとき
  • レギュラーカラーが最適です。就職活動や大切なクライアントとの初対面の際に。
  • 知的で頼りがいのある印象を与えたいとき
  • ワイドカラーがおすすめです。リーダーシップを発揮したい会議やプレゼンで。
  • しゃれで華やかな印象を与えたいとき
  • ホリゾンタルカラータブカラーが活躍します。パーティーや会食の場で。
  • 親しみやすくリラックスした印象を与えたいとき
  • ボタンダウンカラースタンドカラーが向いています。オフィスカジュアルや休日の装いに。

5. シャツの襟に関するよくある質問

最後に、シャツの襟に関してよく寄せられる質問にお答えします。

| 5-1. 顔の形に合う襟の選び方は?

顔の形と逆のシルエットを持つ襟を選ぶと、全体のバランスが良く見えます。

  • 丸顔・ベース顔の方
  • 縦のラインを強調するレギュラーカラータブカラーピンホールカラーがおすすめです。 顔周りがすっきりと見えます。
  • 面長の方
  • 横に広がりがあるワイドカラーホリゾンタルカラーがよく合います。 視線が横に分散され、顔の長さが緩和されます。

これはあくまで一般的なセオリーなので、実際に試着してみて、ご自身がしっくりくるものを選ぶのが一番です。

| 5-2. 流行の襟は大きい?小さい?

現在のトレンドは、やや大きめの襟が主流です。 クラシック回帰の流れから、ワイドカラーホリゾンタルカラーといった、存在感のある襟が人気を集めています。

一方で、襟が極端に小さい「ショートポイント」と呼ばれる襟や、ミニマルなスタンドカラーも定番として根強い人気があります。 流行を追いかけるのも良いですが、まずはご自身のスタイルや着用シーンに合った定番の形を揃えることが大切です。

6. まとめ

今回は、シャツの襟の種類について、その特徴からシーン別の選び方、コーディネートのコツまで詳しく解説しました。

最後に、この記事の要点を振り返りましょう。

  • シャツの襟には多くの種類があり、それぞれ与える印象やフォーマル度が異なる。
  • 基本は「レギュラーカラー」と「ワイドカラー」。まずはこの2つを揃えよう。
  • TPOが最も重要。ビジネス、フォーマル、カジュアルなど、シーンに合った襟を選ぶのが大人のマナー。
  • ノーネクタイの際は、襟が崩れない「ボタンダウン」や「ホリゾンタルカラー」がおすすめ。
  • スーツのVゾーンやネクタイの結び方とのバランスを考えると、より洗練された印象になる。

たかが襟、されど襟。

ワイシャツの襟の種類を理解し、意識して選ぶだけで、あなたのスーツスタイルは格段に洗練されます。 明日からのシャツ選びに、ぜひこの記事の知識を活かしてみてください。 きっと、新しい自分に出会えるはずです。

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