第13回
柄組織のはなし2
織り方で表現する様々な模様を、さわやかな色の中からごく一部、紹介いたします。手触りや風合い、見た目は、色や模様だけではなく、織り方を変えるとそれぞれ特徴のある生地になります。
刺し子ドビー

生地にステッチを入れる刺し子。
手縫い表現の一つとしてイメージのあるものですが、機械織りであっても、直線的で連続するシンプルなものは、刺し子のように見せることも可能です。
ヘリンボーン

シャンブレーの写真と同じく、たて糸に水色を使い、よこ糸に白色を使っています。特殊な織り方をすると、模様を浮かび上がらせることができます。
格子の中にドビー

織で表現できる柄には、名前が付いているものもありますが、いろいろな織り方が混ざった複雑な柄も出てきています。
シャンブレー×市松

この生地では、淡色の部分、水色の部分、すこし目の粗い部分がパッチワークのように配置されています。
遠目で見れば上品な水色に見えますが、近くで見るとただの無地ではないさりげないおしゃれに使えるのではないでしょうか。
●次回は、秋に似合う暖色カラーから、柄を紹介いたします。