ものづくり/シャツのイロハ

ワイシャツのちょっとした知識

当社の一般的なメンズドレスシャツについてのご紹介です。

第11回
取扱い表示(洗濯表示)について

これ、なんの写真かわかりますか?

image

これは取扱い表示の記号部分を写したものです。今回ご紹介する附属は、この「取扱い表示」です。
この表示、ワイシャツの内側の縫い付けラベルに記載されていることが多いのですが、みなさんご覧になっていますか?

ワイシャツなどの繊維製品は、商品によって素材や性能が異なり、それぞれにあわせたお取扱い方法やお洗濯などのお手入れ方法が必要になります。
その方法を、規格化された記号を使ってわかりやすく表示したものが「取扱い表示」です。
取扱い表示は「洗濯表示」や「絵表示」「ケアラベル」と呼ばれることもあります。
正しいお手入れは、衣類を長持ちさせることにも繋がりますのでとても大切な表示です。
(取扱い表示は家庭用品品質表示法によって定められています。)

「絵表示は知っているけれど、見慣れない記号だな?」と思った方もいらっしゃるのでは?
実はこの記号、2016年12月より新しくなりました。
それまで日本だけで使われていた表示を海外と同じものにし、デザインもガラリと変わりました。
記号の表す意味も増えています。
(JISの新しい「取扱い表示記号」は国際規格(ISO3758)と同じ表示記号を用いるようになりました。)
新しい記号の種類や意味について詳しくは消費者省ホームページにも説明されていますのでご覧ください。

●消費者省ホームページ→

image

新記号には旧記号に該当しないもの、またその逆もありますので両者の表示は単純に置き換えることができません。
記号だけで伝えられない情報は記号近くに簡単な言葉(付記用語)で表示されています。

例えば上記写真の記号の意味をご説明すると下記のようになります。
(あくまでも一例ですので、実際は商品や素材に合わせた記号を使用する為、お取扱い上の注意も異なります。)

※消費者省ホームページを参照しています。
image

表示順は、

  • 家庭洗濯→漂白→乾燥→アイロン→クリーニング店での対応の順となります。
  • ワイシャツ向け取扱い表示のため、ウエットクリーニング記号は省略しています。
  • 簡単な言葉(付記用語)での表示方法。
  • 処理方法 記号 記号の意味
    家庭洗濯 image 液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる
    漂白 image 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
    タンブル乾燥 image 低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限は最高60℃)
    自然乾燥 image 日陰のつり干しがよい
    アイロン仕上げ image 底面温度150℃を限度としてアイロン仕上げができる
    ドライクリーニング image パークロロエチレン及び石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる

    取扱い表示を記載した当社の主な縫い付けラベルには、生地(繊維)の組成・表示者名・原産国も一緒に表示していることが多いです。
    更に商品によってはサイズや商品説明、お取り扱い上の注意点を記載している場合もございます。

    小さなラベルですが、ここにはお取扱い方法だけでなく、大切な商品情報がぎっしり詰まっています。
    ワイシャツを長くご愛用頂くためにも、取扱い表示(ラベル)は必ずチェックしてください。

    ●次回は生地の組織のはなしです。